open.Yellow.osの新バージョン「open.Yellow.os Freesia Beta2.2」をリリースしました。
インストールイメージ
インストール用イメージデータは、以下のリンクからダウンロードできます。
概要
概要は以下のとおりです。
- バージョン番号: open.Yellow.os 24.06 Freesia Beta2.2
- リリース日: 2024-06-19
- OS タイプ: Linux
- カーネル: Linux Kernel 6.1.0
- ベースシステム: Debian 12(bookworm) stable
- デスクトップ環境: GNOME 43.9
推奨するハードウェア要件
- 2 GHz デュアルコアプロセッサ以上
- 4 GB 以上のシステムメモリ
- 25 GB 以上の HDD または SSD の空き容量
- 1024×768 ピクセル以上のモニタ解像度
- DVDドライブまたはUSBポート(インストールメディアとして使用)
- インターネットアクセス(推奨)
新機能・改善点・修正内容
「open.Yellow.os Freesia Beta2.2」の新機能・改善点・修正内容を紹介します。
1.ユーザーインターフェースの切り替え機能
ユーザーインターフェースを切り替えできる「oYo UI Changer」アプリを追加しました。
ユーザーインターフェースは以下の3つから選択できます。
・oYo Original Style(oYo オリジナル)
・Windows UI Style(Windows風)
・Mac UI Style(Mac風)
使い方
「oYo UI Changer」アプリを起動します。
好きなUIを選択します。「OK」ボタンをクリックします。
UIが変更されます。
各UIのスクリーンショット
oYo Original Style
Windows UI Style
Mac UI Style
2.zramの有効化
zramをデフォルトで有効にしました。
zramは、物理メモリを圧縮して物理メモリ内にスワップ領域を保持する機能です。
ストレージと比べ物理メモリは格段にアクセス速度が早いため、ストレージにスワップするよりも高速に動作します。
特に物理メモリが4GB以下など、少ない場合にレスポンスが改善されます。
その他の修正
電源モードの変更
ファイアウォールのインストールと有効化
ソフトウェアキーボードの変更(Improved OSK→GJS OSK)
タブレットで使用するためにインストールしていたソフトウェアキーボード「Improved OSK」がGNOMEのバージョンアップにより動作しなくなってしまったため、「GJS OSK」に変更しました。
open.Yellow.osをタブレットで使用する方法は、以下のページを見てください。
https://openyellowos.com/howtouse/use_with_tablet/
既知の不具合
既知の不具合は、以下のページをご確認ください。
GitHub Isuues Bugs
不具合/機能改善の連絡
本記事のコメント欄に記載ください。
注意事項
- 一部 Intel Atom プロセッサにて、正しく動作しない事象が確認されています。原因の特定に至っていないため Intel Atom 名義のプロセッサは非推奨とします。
※ベースシステムのバージョンアップにともない、カーネルもバージョンアップしております。そのため、「open.yellow.os 23.04 dandelion」と比べて動作が改善されている可能性があります。Intel Atomでの動作報告をいただけると幸いです。 - NVIDIA および AMD のビデオカードの使用について、現状では別途ドライバのインストールが必要になります。 必要に応じてインストールしてください。ただし、動作確認を行っていないため、ドライバのインストールは自己責任で行ってください。
- 「IEEE 802.11ac」および「IEEE 802.11ax」規格のワイヤレス・ネットワークを利用する場合、別途ドライバのインストールが必要となります。必要に応じてインストールしてください。ただし、動作確認を行っていないため、ドライバのインストールは自己責任で行ってください。
open.Yellow.os の使用にあたって
open.Yellow.os のダウンロードおよびインストールについての、エンドユーザーライセンスを定めております。ご確認お願いします。
open.Yellow os エンドユーザーライセンス
本ライセンスは、open.Yellow.os (以降:本ディストリビューション) の使用に関する規約を定めたものです。本ディストリビューションを使用することにより、このライセンスに同意したものとみなされます。
利用許諾
- 本ディストリビューションは、自由に使用、複製、再配布することができます。
- 本ディストリビューションの固有のパッケージやコードの変更は、すべてエンドユーザー個人によって作成されたものであることを理解しています。企業が公式に関与しているわけではありません。
著作権
- 本ディストリビューションおよび本ディストリビューションに含まれるソフトウェアと使われるロゴマークや名前の著作権は開発者に帰属します。
免責事項
- 本ディストリビューションをダウンロードおよびインストールし、使用したことによって発生したいかなる種類の損害、データの損失、盗難に対しても開発者は一切の責任を負わず、いかなる法的措置も行わないことに同意するものとします。
- あなたはいかなる種類の正式なサポートを受ける権利がないことを理解したことに同意するものとします。
- 本ディストリビューションは、既に機能的に有効化されインストールされているサードパーティのリポジトリやパッケージを提供します。これは、Debian のサードパーティーポリシーに準拠するものではありません。